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はじめに (必読)

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はじめまして!
訪問いただきありがとうございます。

コールドブリューと申します。
コブとでも呼んでください。

東方神起 ユノチャンミンへの愛が深すぎて、妄想を脳内のみに留めておけなくなってしまった変態ビギストです。

小説を書くのも、ブログを開設するのもこれが初めて。

手探りしながらの執筆につき、支離滅裂、辻褄の合わない点など多々あると思います。
ど素人の戯れ言と思い、どうかお許しください。

お名前のみを借りた作品です。
現実とは一切関係ありません。
ご本人は無関係です。

妄想は妄想と割りきって楽しんでいただける方のみ、閲覧ください。

ホミンのみの物語です。
ホミンの意味が分からない方はすぐさまお帰りください。

誹謗、中傷は甘んじて受けますが、受け流すだけになると思います。割と精神強靭です。

コメント、ランキングポチ、拍手大歓迎です♪
エネルギーをいただいてます。

ただ、コメントへのお返事はできない状態です。
誠に申し訳ありません。

また、あくまで個人的な妄想世界を文章にしたためているサイトですので、希望をいただいてもストーリー展開を変更することはありませんし、僅かな変更すらストーリー全体に影響するため、そもそも不可能です。
この点、予めご了承ください。

大切な作品です。盗用は絶対におやめください。

以上ご理解いただける方のみ、ご覧ください。
どうぞ宜しくお願いいたします。


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ジャンル : 小説・文学

おわりに、と予防線張りまくり

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おわりに

祓い屋さんの続編、エロ度アップして無事終了しました。

お付き合いいただき、誠にありがとうございます!!

読者様から、「官能小説家」と認識いただけるようになりはじめまして(?)、わたくし大満足です。
何しろ、エロが書きたくて始めた祓い屋続編でしたのでね……。

祓い屋の続編を書くなら、トンバン国のその後を盛り込み、そしてチャンミンには何かに取り憑かれていただこうと思っていたのですが、奇跡のチャンミン巫女が普通の幽霊に取り憑かれて気づかないわけないだろうからと、苦肉の策でウイルスにしました。

ちなみに、ウイルスを採用したのは、構想を描いていたのがインフルエンザの季節だったからです。

コロナなんて知らない時期に考えたのに、なんだか影響を受けたみたいな内容になったのだけは「やだわ……。」と思っております。
まぁ、仕方ない……。


さて、初々しい探偵神起を書いた反動でエロに走ったのと同じ流れで、次はシリアスが書きたくなりました。

妄想にも変化がないとね!!と言い訳しまして、次回作はダークかつシリアスかつ、読者様の心をモヤモヤさせ、痛めもするであろう不倫あり、不幸展開あり、のストーリーを予定しています。

すばり言いますと、チャンミンさんに妻あり、ユノさんには恋人あり、の設定です。

ゴホゴホ。
もう非難轟々かしら。
でも書きたいからしょうがない。

読むか読まないかは……皆さま次第です!!

予め注意喚起しておりますからね!!
後で文句つけられても、見事にスルーしますのであしからず。

あぁ……、偉そうにすみません。
99%以上の読者様は理解してくださってることでしょう。

私はここで、自分の書きたいものを書くことで喜びを得ています。
自由な妄想こそ、私が時間を費やす対価であるわけです。

読者の皆様は自分の意思でそれを覗き見することで愉しめたら、お互いに価値のやりとりが成り立ちます。愉しめないなら、2度と見なきゃいいんです。

だって、これ、リアルじゃなくて妄想ですからね。

ここで改めてきっぱり申し上げますが、私は小説を書く時、ホミンちゃんおよび周辺の方々(←スーパーなジュニアさんを“周辺”で片付けるな!)の最強ビジュアルのみをお借りしています。

性格ももちろんインスピレーションを受けてはいますが、本当のところなんて知る由もないため、ストーリーを進めるためにあくまで勝手な人格形成をしています。

ですから、決してリアル設定は書きませんし、ご本人とリンクさせ過ぎないで読んでいただきたいと願っています(もちろん、それは読者様の自由ですし、無理だよなーと分かってはいます)。


次作の構想は昨年から描いていたものです。
チャンミンもしくはユノが結婚している設定のお話は、いつか書きたいと思っていました。

本当はもっと早く書く予定が、シム爆弾のせいで延期していました。

でも、妄想が現実に影響を受け過ぎるのは嫌です。妄想の意味がありません。

で、「私は私の書きたい物語を作るためにこのサイトを始めたんじゃないの!?」と思い直しました。

残念ながら、時間も妄想力も無限ではなく、気持ちがノッたものしか書けないのです。
天才じゃないからさ。

100万くらい報酬貰えるなら幸せラブラブストーリーだけテンション上げて書きますけどね(←急に守銭奴にww)。

でもここは私のフリーの勝手なお部屋だから、勝手にしちゃいまーす!!

とは言え……書きはじめて何日か経過し、なんだか自分の性格が悪くなってる気がしてきたので(←いやそれ元々……)、ラブラブなお話もたまに挟むかも。

そして、来月7月18日はこのサイトの2周年記念ですので、何かアンケート企画でもしようかな……とも思っています。
最近またしても超絶忙しい日々に突入してしまい、この限られた時間で何ができるかしらと、まだ考え中です。

ふう。
予防線はこれくらいで。

ここまで言うほど、ダークじゃないと思ってます。
肩透かしになる可能性は否めません。
設定がきついだけです。
私的には……ね!


次回作公開まで、またまた暫くお休み頂戴します。

あまりお待たせしないように老体に鞭打ってますが、コロナ自粛で家に籠もっていたせいで、身体がいうこときかないわ。

移動したり、太陽の光を浴びただけで疲労がすごい……。
化粧再開したらお肌荒れるし!!
眠らないとぶっ倒れそうで、困ったもんです。

では、またお会いするまで皆さまお元気で!!



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祓い屋リノベーション Rebirth 27 最終話

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祓い屋リノベーション Rebirth 26

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祓い屋リノベーション Rebirth
26


「きゃーーーーーっ!!!」

天を切り裂くような悲鳴が頭上から聞こえる。

「あ、帰ってきた。これ大学の井戸だ。」

呑気に水と戯れるチャンミンを横目に、俺は頭を押さえる。

冷水に沈む前に、チャンミンの乱暴かつばあちゃん的な投入方法により井戸の壁に打ち付けて頭にたんこぶができた。

「痛い……。」

「ユノは石頭だから大丈夫だよ。この前、井戸の蓋割っても大丈夫だったでしょ。」

ひ、ひどい。
でも、確かにちょっと腫れているだけだ。

「………それより、頭上に女子大学生がたむろしているけどどうする。俺達裸だぞ。」

「服あるよ。あっ!この袋すごい!中濡れてない!!さすがトンバン国製!!」

「そういう問題じゃない。」

井戸の水は思ったほど深くなく、つま先を伸ばすと底に着く。俺達の首から下は今のところ水に覆われているが、ここを出るまでが問題だ。うら若き大学生に全裸を晒すわけにはいかない。

「パンツだけでも履こう。」

「えー。今履いたら濡れちゃうよ。」

濡れるかどうかは最早問題じゃない。
このままだと警察が来る。

「だ、大丈夫ですか!!?今、ハシゴ持ってきます!!」

林の広場でランチ中だったらしい女子大学生達に救われ、俺達は何とか井戸から脱出した。

「東京の水質研究をしている大学生と講師です。誤って落ちてしまって。」と滅茶苦茶な言い訳をしながらパンツ1枚で芝生に立った俺達は、ピンク色の奇声があがる広場を走り、駐車場でそそくさと服を身に着けた。

「はぁ。酷い目に遭った。」

「ふふふ。走ったからかなり乾いたね。」

「ふふふ、じゃないぞ!誰も居なかったらどうやって井戸から出るつもりだったんだよ!」

「なんとかなるんじゃないかと思って。実際、何とかなったし。」

「はぁ……。」

ため息しか出ない。

「ほら、時間もばっちりだね!今正午だよ。ギリギリ間に合いそう!」

「巫女……。今後はもう少し慎重に物事を判断してくれ。こんなドタバタは御免だ。」

「ふん。ユノ、トンバン国でセックスしたそうだったじゃない。国王の願いを叶えるのは巫女の仕事です。」

「……む……。」

確かにセックスは最高だった。
折角なので、現在のセックスも比較としてすぐしてみよう。

「よーし!急いで帰るぞ!!」

「どしたの……。急に張り切ったね。」

幸い首都高は車は多いが渋滞はなし。
約束の13時に東方不動産前に到着し、ことなきを得た。

「なんか2人、髪ボサボサじゃないか?カーセックスしてないだろうな?」とドンヘは訝しんだが、駅から駐車場まで走って汗だくになったせいとしておいた。

そのまま家に帰ろうとした視界の端に、見慣れた顔がひょっこり飛び出した。鼻の下を伸ばしているキュヒョンだ。

「あれ!キュヒョン!!」

チャンミンも鼻の下を伸ばす。

「ちょっと、昨夜はどうだったの?シウォン、優しかった?気持ち良かった!?」

なんつう質問だと呆れるが、キュヒョンは胸を張った。

「お前と一緒にするな!俺はまだ貞操を守ってる!!」

「ええ!?あの状況でしてないの!?」

「ゆ、許したのは、チューと添い寝だけだ!!」

可哀想にシウォン。
現代でもお預けを食らい続けるとは。
だが、チューと添い寝を許している時点で、時間の問題だな。
キュヒョンはまったく素直じゃない。

「シウォン様が夏休みに働きに来る、いんた?とか何とかを連れて来てるから、会ってあげて。」

「ああ。インターンか。」

「あ、そうですそれですユンホ様。今日面談して、すぐ気に入って会社まで連れて来ちゃったんですよね。」

「へぇ。それで朝遅かったんだな。」

「はい。広尾のお洒落なカフェで面談してました。さすがシウォン様です。」

意味深に微笑むキュヒョンに導かれて上の階に向かうと、廊下でハナさんが他の女子社員とギャーギャー騒いでいた。

「ユノ君、シム君!早く社長室に行って!!」

「社長がどうかしました?」

「社長じゃないわ!今度働きに来る子、すごいイケメンよ!!」

「ユノより、です?」

チャンミンの質問には仰け反りかけた。

「ユノ君が王様なら、彼は王子様よ!!」

ハナさんの回答にも仰け反りかける。

王子様とは。
大学生なら20歳そこそこで、そりゃ肌に張りもあって格好良く見えることだろう。
生憎俺はチャンミン以外の男を見てもキャーキャーすることはできない。

東方不動産にインターン制度があるとは知らなかったが、普通の不動産会社と違って手広く投資しているから、様々な業種と関わりが持てて面白いだろう。

ま、リノベーション部には関係のないことだ。
さっさと挨拶だけして早くチャンミンと……。
むふふ。


開け放された社長室のソファで、青年はシウォンから東方不動産の歴史について説明を受けていた。
熱心にメモをとっているところは素晴らしいと頷いた俺は、顔を上げた彼に絶句した。

黒髪短髪に男らしく凛々しい眉。
きりっとした黒い瞳も男らしいが、睫毛が多く可愛らしい印象もある。
すっきり通った鼻に、薄い唇。
まさに、王子様。

それもそのはず。
彼はトンバン国の国王になったであろうセフン。

「シウォン……彼って……。」

チャンミンの呟きに、シウォンが満面の笑みを向ける。

「ああ!チャンミン。ユノ。出社してたのか。紹介しよう。こちらセフン君。夏休みに俺の下で働いてもらうことになった。」

セフンは「スチャッ!!」と音がしそうな勢いで立ち上がった。

スタイル抜群だ。
俺と変わらない身長がある。
スーツの着こなしはまだまだだが、ハナさん達が騒ぐのも分かるイケメンに成長したものだと最初は感心したが……。
しかし、これはどうしたことだ。
セフンの視線は、俺ではなく完全にチャンミンに向いている。

ごくりと唾を飲み、セフンはこちらに歩み寄った。

「ちゃ、ちゃ、チャンミンさんは、どちらの部署でお仕事を?」

「リノベーションの仕事をしてます。よろしく。」

手を伸ばしたチャンミンと握手した瞬間、セフンは「はっ」と息を吐いて真っ赤になった。

これはもう間違いない。
トンバン国でもチャンミンにひどく憧れていたセフンのこと、チャンミンの美貌に一目惚れだ!!
口は半開きだし、目がハートになっている。

「……なんて……き…綺麗……。」

ちっ。
案の定。

「同じくリノベーション部のユンホです。」

手を差し出して牽制したが、セフンはチャンミンの手を握ったまま固まっている。

「セ、フ、ン君!!」

「あ、はっ、はいっ!!」

「よろしく!ユノって呼んで。」

「はい!よろしくお願いしますユノさん!」

俺の顔を見ているようで、黒目がチャンミンの方に寄っているセフンの手をぐいっと引っ張り、ハグしながら耳元でささやいた。

「残念だな。」

「……は……はい?」

「いや、夏休みまでまだあるもんな。すぐ一緒に働けないなんて残念だ。」

「あ、来週から土日はバイトとして研修させていただけることに。」

「……土日かぁ。週末はリノベーション部は会社にはあまり来ないなら会えないなぁ。残念だ。」

「そう……ですか……。」

「じゃあ、頑張って。さ、うちに帰ろうかチャンミン。」

「うち…?」

戸惑うセフンを他所に颯爽とオフィスを出た俺を、チャンミンはくすくす笑う。

「ふーーん。ユノも嫉妬するんだねー。」

「嫉妬だと?そんなものするか。チャンミンは俺だけの恋人だろ。」

「ふふふ。ユノはレイカさんにも看護師さんにもキスされてるもんなぁ。僕もしちゃおっかなあ。」

「チャンミン!!」

「モテる恋人を持つ僕の心労をユノにも少しは分かってもらわないとねぇ。」

「……そんなこと言ってると、お仕置きだぞ。」

「どんな?」

「………抱きながら考える。」

「くふふ。楽しみ。」

お仕置きと言っているのに、楽しみとは……。
どエロ巫女にはお仕置きもご褒美か。

ご期待に沿うべく、俺はドSな妄想に浮かれて家に入ったのだが、その日はチャンミンの方がドSだった。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

明日最終回です♪

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祓い屋リノベーション Rebirth 25

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祓い屋リノベーション Rebirth
25
〜トンバン国〜


チャンミンは俺の太ももに跨って、こてんと頭を肩に預けている。ここではチャンミンは軽くて、全体重をかけられても平気。

車を取りに行かねばならないが、時間の感覚が分からない。今腕の中にある幸せを優先したい自分に都合の良い解釈を採用するなら、きっとまだ現実世界は昼前だろう。

チャンミンの髪を撫で、悠久の時を堪能する。

「疲れた?」

「ううん。全然。」

「全然か……。ほんとに精力漲ってるんだな。」

「うん。前回トンバン国に来てから、僕絶好調なんだよね。なんだろ。綺麗な自然のエネルギーを貰ってる感じ。」

「……能力アップしてるのか?」

「あ、そういう力じゃなくて。その……精力だよ。まさに。」

「は?」

「だから……精力絶倫の精力。」

「……な……。」

チャンミン……。
それであんなにイライラしてたのか!?
俺が疲れて寝るだの、仕事だのとセックスしなかったから!?

なんてことだ。
ゆったり時間を楽しんでいる場合じゃない。

エロさがアップしているチャンミンを、2晩も放置してしまったなんて、ユンホ一生の不覚!!

「リベンジお願いします!」

「……や、もう満足しました。」

「次いつ来れるか分からない。倒れるまでしよう!」

「それより、そろそろ帰る方法を試みた方が……。」

「もう1回だけでも……。」

「エロ国王……。」

これはOKの返事だなと理解し、耳たぶをハムハムしようとしたところで、チャンミンがピクッと耳を動かした。

「どうした?」

「外で音がした気がする。」

「……誰か……来た?」

「うん。多分。」

「キュヒョンじゃないか?」

「……何人か……居ると思う。」

大きな耳を渡り廊下側に向け、警戒する猫みたいになったチャンミンは、すぐに目を瞬かせて驚きを表した。

俺にも、足音と騒がしい声が聞こえてくる。
子供の声だ。

「こら!走るんじゃない!床が抜ける!!」

大きな声に、俺達は顔を見合わせた。

シンドンだ。

「は、裸だよ僕ら!!隠れなきゃっ!」

チャンミンが焦り出し、「どうせ見えない」と言おうと思ったが、見えないにしてもこの状態で人が居るのはどうなんだと思い直した。

だがもう足音は扉の前。
俺はチャンミンを膝に抱いたまま、寝床の隅に移動して身体で包んだ。

「わーっ!まだいい匂いするー!」

「やっぱり巫女様のお部屋だから花が長持ちするんだ!うちに持って帰ったクチナシはすぐ茶色くなったのに!」

女の子と背の高い少年が背後ではしゃいでいる。
花瓶にクチナシを飾ってくれたのはこの子供達らしい。

「ああ。巫女様に会いたいなぁ。」

「あ、また始まった。セフンはいっつも巫女様巫女様って!!」

「ハナは見たことがないから分からないだけだ!あんな綺麗な人、トンバン国中探したって、もう居ない。」

「ふん。そんなにお綺麗だったの?」

「そうだよ。ハナはお会いできなくて残念だな。湧き出す泉よりも透明で、煌めいて……はぁ……美しい方だった。」

「ハナは!?」

「ハナは……う……可愛い、かな。」

ハナって……。
ありきたりな名前ではあるが気になる。

俺が振り返る前に、胸の中で小さくなっていたチャンミンが肩越しに顔を出し、息を呑んだ。

「あの子……!」

「知ってる子?」

「………うん……。」

「ハナって……もしかして……。」

「女の子はハナさんに似てる気はするけど、そうじゃなくて……僕が知ってるのは……男の子。」

チャンミンが涙声になり、俺の二の腕をぎゅっと握る。
振り返ったが、俺の知らない少年だ。

「あの瞳と黒髪。間違いない。僕が……禊場で晴れ乞いしてた時に……あの子が……。あの子がっ……。」

「チャンミン……。」

チャンミンは嗚咽してポロポロと涙を溢す。
突然のことに驚くしかない俺に、チャンミンは泣いているのにとても幸せそうに笑った。

「みんなに疎まれてたのに、あの子が……ユンホ様の巫女は心が綺麗だって……。そうみんなに訴えてくれたんだ。それで泉の気が良くなって!!」

「あの子……。王宮の衣装を着てるな。」

俺達が亡くなってから何年も経過し、かなり成長したのであろう少年は、白い絹の衣を身に纏い、利発そうな黒い目を輝かせてクチナシの花瓶を優しく抱きしめる。

ゆっくり部屋に入ってきたシンドンが、子供達の頭を撫で、クチナシを見て微笑んだ。

「さあ、早く井戸で水を入れ替えておいで。今日は牛の世話を学びに来たんだから!時間ないぞ!!」

「はい!シンドンさん!」
「はい、お父様!!」

お父様!?
チャンミンと俺の目が倍に大きくなったのは言うまでもない。

ハナちゃんはシンドンの娘。
そして、シンドンに似てちょっとぽっちゃりした後ろ姿は、東方不動産でよく見るハナさんの……。

「ハナさんは……シンドンの……。」

「娘さんの生まれ変わり……だったんだね……。そりゃハナさんがユノを贔屓にするわけだ。シンドンさんの血を引いてるんだもん。」

「東方不動産て一体……。」

「ふふ。シウォン国王の会社だからね。みんな、惹き寄せられちゃってるのかな。」

その説には断じて賛同しかねるが、練馬のあの家がウイルスのターゲットになったのは、トンバン国に繋がりがある人が出入りする場所だったからかもしれない。

「縁ってやつか……。」

「不思議だね。」

抱き合ったまま見守る俺達に気づくこともなく、シンドンは部屋を見回して語りかけた。

「チャンミンさん。あなたのおかげで素晴らしい次期国王候補を見つけましたよ。あの子は、ユンホ様のように情熱的で、優しい。農業についても、自然についてもよく学んでいます。トンバン国初の町の民出身の国王として、人々にも愛されるでしょう。」

ああ……。
あの子は、俺の夢だ。

生まれなんて関係ない。
優れた者が国王になれるトンバン国を、実現してくれる存在。

こんな感動を、俺ときたらチャンミンとセックスしたままの格好で知ることになるなんて。

笑える。
笑えて、泣けてくるよ。
最高だ。

「ユノ……。良かったね…。ユノの願い、みんなちゃんと受け継いでくれてたんだね。」

「ああ……。良かった……。良かった!!」

子供達がクチナシを飾り直し、部屋に誰も居なくなっても、俺の涙は止まらなかった。
次々溢れる涙を、チャンミンがキスして拭ってくれる。

「ふふ。ユノ、ひどい顔。」

「チャンミンだって……目真っ赤だぞ。」

「井戸で顔洗おっか。」

「ああ。」

井戸ではシンドン達が母牛と仔牛に水を与えていた。黒い毛並みが、娘が飼っていた牛に似ている。

「この牛達……。」

「あの牛の子孫かな。もしくは……生まれ代わり?」

チャンミンが仔牛に近づくと、母牛がブルっと首を震わせて威嚇する。

「俺達が見えてるのか?」

「どうだろ。動物って不思議な力持ってることあるからね。」

俺が仔牛の額を撫でようと手を伸ばした瞬間、母牛の尻尾が勢い良く振られ、手の平にヒットした。

この感覚……。
練馬の家で突風を避けた時に手の平に当たった鞭のような痛みと同じだ。

「お前か……。」

「何が?」

「いや……。ふふ。チャンミンの言うとおりだよ。動物って不思議だ。そう言えばさ、牛は土浴びするんだったな。」

「土……?あ……もしかして、突風のこと考えてる?」

「ああ。きっとさ、あれは、風じゃなくて牛が体当たりしてたんじゃないかな。土まみれの身体で。」

「えー。どんな嫌がらせなのそれ。嫌われたもんだね……。」

「嫌われてないさ。ユンホ様はモテ過ぎた。」

「うわ。やだやだ……。」

練馬の家の突風や唸り声の正体を、まさかここで知ることになるとは。俺達は死んでもトンバン国からは切り離せない存在らしい。


シンドン達が牛を連れて神殿を後にするのを微笑ましく見送り、俺は井戸を覗き込んだ。

「ところでチャンミン……帰り方って、まさか井戸にダイブするつもりじゃないよな?」

「え?そうだけど?」

やっぱり……。

「服着ておく?あ、濡れるとヤダから何かに包んで持っていく?」

「平然と言うな。」

「ビニール袋なんてないもんねぇ。あ!芋を入れる袋なら分厚いからいけるかも!」

全裸で神殿に走っていくチャンミンの小尻を堪能しながら、ロミオとジュリエットならぬ、アダムとイヴ状態だな、と笑えた。

結局、俺達は裸で芋用の袋を抱えて井戸に飛び込むという荒行を成し遂げた。

最後まで渋り、井戸を覗き込んでいた俺の脚を持ち上げてチャンミンが強引にぶち込んだのは、ばあちゃんを彷彿とする非情ぶりだった。

まあ……後継者だから仕方ない。
国王の広い心で許そう……。



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コールドブリュー

Author:コールドブリュー
東方神起 ユノとチャンミンが大好き。
脳内妄想をこっそり綴っています。
ホミンのみ。

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