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王子とシムの常夏ハネムーン 3

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3


TBちゃんの衝撃の実年齢はさておき、少なくとも1万歳越え確実なTBの母は、恋する乙女かのように胸ビレを頬に置いてため息を吐いた後、首を傾げた。

「ところで王子達はどちらへ?」

「あ、ハネムーンを兼ねてSMカントリーへ行くところです。」

「まぁ。よろしいわね。SMカントリーの海はレッドオーシャンと違って透明なんですってね。噂には聞いているのですけど……。」

「サメさん達はSMカントリーへは行かないんですか?」

ユノユノは驚いた。
海の王ともあろうお方が行ったことがないとは。

「私は無理。あそこは沖まで遠浅で、お腹がつかえちゃうのよ。」

「あ……そういう……。」

TBの母のウェストサイズは、優に10メートルを越える。
レディーに対してこの話はこれ以上禁物だ。
話を戻そう。

「しかし、TBちゃんのお父上はどうされたんでしょうね。約束を破るなんて……。SMカントリーの皆さんにも心当たりがないか尋ねてみます。」

「ありがとうユノユノ王子。でも、夫はSMカントリーにはご縁はないと思うわ。暑いところは苦手ですし。」

「そうですか……。事故やご病気などでないといいのですが。」

「はぁ……。浮気だけは許せない。」

身体の心配より浮気の心配とは、TBちゃんの父はかなり屈強なサメなのだろうか。
母を超えるサイズだったら……。

「お会いしてみたいな。」

TBの父を想像して、ユノユノは少しワクワクした。

TBの母は、乙女チックに項垂れ、TBちゃんにキスした後、大海原へ帰って行った。
帰る時も猛烈な水飛沫が上がり、シンドンのメイド服はへなへなになってしまった。

その後の船旅は平穏に過ぎ、半日もするとSMカントリーの美しい港に近づいた。
人々が太鼓やダンスを披露し、歓待しているのが見える。

今か今かとヨットハーバーで待ち受けていたイ・スマン国王をはじめとしたSMカントリーの人々は、濡れてぴったり張り付いたシャツで現れたチャンミンに釘付けになった。

「あれがチャンミン王妃!」
「美しい!」
「でも、服がピッタピタだぞ。」
「お、おい!あの突起は!」
「……ち……ちくび……。」

海風に吹かれ、チャンミンの乳首はピンと立っていたのだ。

「お父様っ!あれがフィギュアの!!実物の方がお綺麗ー!」

まだ幼いSMカントリーの王子が駆け出し、ユノユノとチャンミンの手を握ってぺこりとお辞儀した。

「ユノユノ王子、チャンミン王妃、ようこそSMカントリーへ!」

「あらまっ。キュートな王子様!」

くったくたのメイド服から海水を滴らせたシンドンが、ひいふう言いながら船から転がるように降りてきて幼い王子はびくついたが、濡れているのに爽やかなユノユノに手を握られてぽっと赤くなった。

「はじめまして。テミン王子ですね?」

にっこり微笑んだユノユノ。
テミンは「ほゎぁ」と見とれた。

「どうだおテム、憧れのユノユノ王子にお会いできた感想は。」

イ・スマン国王は、テミンが可愛くて仕方ないといった親バカの表情で頭を撫でる。

それもそのはず。
テミンはぱっちりお目めにばっちり睫毛、透き通る様な白い肌に赤い唇、更にするんとおかっぱに切られた金髪の、お人形のような王子だった。
まだ5歳くらいと思われるが、完成された顔面をしている。

「テミン王子は可愛いですね。シムドールより可愛いかも。」

なんだと?
ユノユノのKY発言にムッとしたチャンミンの前で、テミンは照れてきゅっとはにかんだ。

「はぁ……とってもお美しくてカッコいいです……。チャンミン王妃もお綺麗で……。父上……僕、夢みたい。」

「ははは。良かったな。これから暫くは毎日お会いできるぞ。」

「ユノユノ王子と毎日……♪」

頬を染めているテミンに、チャンミンの目は荒んだ光を放った。

おテム……。
毎日会えるだと?
ハネムーンなのに子供の相手とか勘弁してくれ。

父であるイ・スマン国王はチャンミンの視線にぶるっと身震いした。

なんたる強い眼差しの王妃だ。老若男女を虜にする魔性を感じずにはいられない。
何時間眺めていても飽きないであろう美しさ。
これぞ理想の美!!
おテムも成長したら、こんな美男子になって貰わねば!

この惑星では、どいつもこいつも、美しいものに目がない。

「今夜は王宮で歓迎の宴をご用意しています。お部屋に着替えがありますから、まずは私のヴィラにご案内します。その服では……ちく……お胸が……あれですから。」

「あ……こんな格好で申し訳ありません。」

胸元を腕を回して隠したチャンミンの仕草に、SMの民は仰け反った。

「あらっ……。」

辺りを見回し、シンドンはTBちゃんに囁いた。

「シウォン様のご心配はいつもの単なるご乱心かと思っておりましたけど、この国はシウォン様だらけですわ……。」

「きゅきゅ……。」

「ばあやシンドン改め、マネージャーシンドン……心してかからねば!」

「きゅ!!」

心新たにしたシンドンマネージャーの心配はすぐに消えた。エメラルドブルーの海に面した王宮の美しさに心奪われたのだ。ユノユノ王子とチャンミンも、口が半開き。

「すごい。お伽の国のお城だ。ディ◯ニーランドみたい!!」

「王子見て!すぐ隣に水族館がある!」

「まさに夢の国ですわねえ。」

「きゅきゅ♪」

感動する面々に、イ・スマン国王は自慢げに微笑んだ。

「ここは私のドリームランド。警備も完璧ですから、安心してお過ごしください。シンドンさんには王宮の部屋をご用意しました。ユノユノ王子とチャンミン王妃にはあちらを。」

国王が示した先には、真っ白な砂浜が半月状になったビーチ。その先に、海に突き出して建てられたヴィラがあった。

「船旅でお疲れでしょう。宴の時間まで、あちらでお休みください。」

王宮のエントランスでシンドンと別れ、ユノユノとチャンミンはヴィラに案内された。

「わぁー!!チャンミン見てごらん!ここ、床がガラスになってる!海が見えるよ!!」

「王子!!お風呂が外にありますよー!花が浮かんでる!」

チャンミンは年齢も忘れはしゃぎ、バスタブのお湯に手を入れてクルクル回した。

「着替えの前にお風呂入っちゃおうかな。ね、王子。」

ユノユノに向けたチャンミンの上目遣いの目撃者となったイ・スマン国王は赤面して視線をキッチンへと逃した。

「あちらにウェルカムフルーツを置きました。ドリンクはお好きなものを冷蔵庫からどうぞ。」

「何から何まで……ありがとうございます。」

恐縮するユノユノに微笑み、国王は「ではまた後で迎えを寄越します」とそそくさとヴィラを後にした。

シウォン様より断然大人で落ち着いた素晴らしい方じゃないか。TBワールドより設備もいいし。

美しい海を眺めて温かな湯に浸かりながら、チャンミンは深呼吸した。

「ふわー。生き返る。」

王子は湯に浮かぶ花を手の平に乗せたり離したりしてチャンミンと距離をとっている。

「な、なんかいつもと違う環境だと緊張しちゃうなっ。」

何度もエッチしてるのに、今さら恥じらうなんて、ほんとピュアなんだから。ハネムーンなんだから、バックハグとかして欲しいのに。

「ユノユノ王子……。」

すり寄ったチャンミンにユノユノは息も絶え絶え。あっと言う間にリトルユノユノがマグナム化した。

潤んだ瞳で見上げるチャンミンの濡れた髪から、ポタリと滴が落ちて首筋を伝う。

「が、我慢できないっ!」

「あ、いやーーーん。」

満更でもないチャンミンの叫びは、エメラルドブルーの海に冴え渡ったのだった。





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Author:コールドブリュー
東方神起 ユノとチャンミンが大好き。
脳内妄想をこっそり綴っています。
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