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王子とシムの常夏ハネムーン 22

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22
(R18ではないつもりですが……そうかもしれません。)


「おっ、王子っ。それは!!」

「似合わないかな。」

「そうではなく……は、はみ……。」

「ちょっとサイズが……僕のあれに合ってなくて……。」

ブーメランは極小サイズ。
ビッグユノユノは、ギリギリのところで収納されていて、ちょっとでもズレたら「こんにちは」しかねない。

「はみ、は、はみ……。」

「ショーの途中ではみ出したら大変だ。やっぱりウェットスーツの方がいいね。」

「……ちょっと待って。」

更衣室に戻ろうとするユノユノをチャンミンは食い止めた。

「今日はギャラリーも居ないし、そのままでいいんじゃない?」

「……父上達はシュノーケリングに出かけるって言ってたし……僕らだけだね。」

「じゃあ……。」

「うん。今日はこのままでいいや。元々チャンミンとは全裸で泳ぐつもりだったんだし。」

「えへ。」

ビッグユノユノ×ブーメランの威力は、チャンミンのこのところ鬱積した苛立ちを海の彼方へ流し去り、乗り気でなかった特訓にも俄然やる気が漲った。

「王子。まずは何から練習すればいいの?」

「そうだな……。跨がるところからやってみようか。」

先にシャチに跨がったユノユノが手を伸ばし、チャンミンを前に座らせる。
形状露なビッグユノユノがお尻に当たって、チャンミンは「ひゃっ」と首をすくめた。

「怖くないよ。僕が支えてるからね。」

「……王子。ぎゅっとしてて。」

「こう?」

「いやん!」

「え?やだ?」

「ち、違う。もっとしっかり。」

「分かった!」

「ああん!!」

ぐいっと腰を引かれてチャンミンのあそこは熱を持ちかけたが、『俺の背中でイチャイチャしやがって!』と思ったシャチが高速で泳ぎ出したお陰で、水しぶきと風に冷やされた。

いざ乗ってみると、シャチライドが如何に大変か分かる。
掴むところのないシャチの背中では、少しでもバランスを崩すと水に落ちてしまいそうだ。

ユノユノが後ろで支えてくれなければ、到底チャンミンは座り続けることができない。

王子って……やっぱりカッコいい……。

腰に回されたユノユノの手を掴み、チャンミンは胸の高鳴りが伝わりますようにと胸元に持ち上げた。

「怖い?」

「ううん。気持ちいい。」

「水の上を走ってるみたいでしょ。」

「うん。水面を切ってる感じ。」

誘って良かった。
不機嫌だったチャンミンが、今日はニコニコ笑ってくれる。

ユノユノはチャンミンの背中に口づけた。

「あ……。」

「チャンミン。」

「王子……。」

シャチは思った。
もうやってらんねぇ。

プールのど真ん中で、2人はシャチに振り落とされた。

ザブンと水に落ちても、ユノユノはチャンミンを離さず、口づけ続ける。

「んっ。王子。」

「はぁ。チャンミン……。」

「ん……はぁっ……。」

立ち泳ぎしながら、舌を絡めてキスする2人。
2人きりだと思えば、大胆にもなる。

だが、実はプールは2人きりではない。
複数のギャラリーが客席後方の柱の陰から覗き見していた。

ギャラリーの1人の目は、ギラギラと燃えている。
そう。ウクたんに頼まれてブーメラン海パンを仕入れたシウォン様が、ユノユノの特訓を見学に来ないはずがない。

シュノーケリングに行くと伝えたのは、2人を無防備にするためだ。ぎゃあぎゃあ騒ぎそうな女性陣(注:イトゥク様とシンドンのこと)はエステに行かせ、万全の準備で鑑賞に臨んでいた。

「なんたる光景だ。ここはパラダイスか?」

シウォン様は流血を危惧して鼻を摘まむ。

「シウォン様。これは子供には見せてはいけないやつです。」

イェソンはウクたんの目を隠そうとするが、機敏に避けられる。

「おいたん。僕も唇にチューしてみたい。」

「う、ウクたん。駄目だよまだ早い!15歳になるまでチューは禁止!」

「ええ……。そんなに!?」

「まだ恋愛なんてしなくて結構!ユノユノ王子を見習いなさい!」

「……おいたん……。」

色恋事情だけはお兄たんみたいになるなって、いつも言ってるくせに。
おいたんのバカ……。

ウクたんはイェソンにチューしたかったのだが、イェソンもユノユノと似通った鈍感ぶりを発揮していた。

「テミン王子。録画は順調?」

ドンヘは、テミンの瞳を覗き込んで興味津々だ。

テミンには新たに撮影機能が内蔵され、目で見た物を録画することができるようになっていた。

「ズームして撮ってます。わっ。凄い。」

「す、凄いって?」

「唾液がミミズみたいに糸引いてますぅ。」

「う……例えが……。」

「わー。唾液に太陽がキラキラ反射して綺麗♪」

目を輝かせて撮影するテミンに、ウニョクは心から願った。お父さんみたいになりませんように……と。


ユノユノとチャンミンのキスは、プールの水が熱水になるのではと危惧するほど続いた。

シャチが下から吐き出した泡が2人を包むように躍りながら浮かび、ついでに素肌も刺激する。

こうなるとユノユノは、チャンミンを翻弄する男になる。

「ふぁ……ん……王子っ。」

「チャンミン……美味し……。」

舌の付け根まで絡めるキスに夢中で、泳いでいられない。
チャンミンが溺れそうになったところでユノユノはぐいとチャンミンを引っ張ってステージまで泳ぎ、プールサイドに座らせた。

上半身を水中からさらけ出し、前髪をかきあげて水を滴らせる王子にチャンミンは息を呑むことしかできない。
ザバッとプールから出たユノユノの下半身には、その息すら止まる。

この豹変ぶりがチャンミンには堪らないのだ。

なんて美しい人なの。
男らしく、なのにちょっと鈍感で、可愛くて、努力家で、いざエッチになったら凄くセクシーな僕の王子。

足の指まで整っている。
甲に走る健の線と足首には色気がある。
ふくらはぎは引き締まって品があるし、筋肉質な太ももの隆起のその上には……立派なあれが……。

こっ、こんにちはー!してる!!!

チャンミンの目がシウォン様並に見開かれて股間に注がれていることに気付き、ユノユノは我が分身を見下ろした。

「わっ、まずい!!」

タオルを取ろうと踵を返したユノユノの足首に、チャンミンは飛び付いた。

「ちゃ、チャンミン?」

ゆっくりと上を向いたチャンミンの顔は、海の女神かと見紛うオーラを発していた。
そのまま脚を伝って妖艶な顔が上ってくる。

ユノユノの欲望は、とうにブーメラン海パンでは抑えきれない大きさになっていた。
こんなに美味しそうな餌をちらちら見せられたら、チャンミンはもう、食らいつくしかない。

「ぱくっ」

「あああっ!!!」

ビッグユノユノは、見事チャンミンを釣り上げた。





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東方神起 ユノとチャンミンが大好き。
脳内妄想をこっそり綴っています。
ホミンのみ。

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